初「上富田」上陸の和歌山県民が、上富田でのハーフマラソンを走ってみた

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和歌山県
初「上富田」上陸の和歌山県民が、上富田でのハーフマラソンを走ってみた

この記事は、2021年8月に行なった取材をもとに制作しています。その時点の和歌山県下で推奨されていた新型コロナウイルス感染症対策(マスク着用など)を実施して行いました。

はじめに

こんにちは!和歌山県に移住して3年目の室谷清乃です。和歌山には大学進学を機に移住して卒業後も住んでいます。和歌山に住んでいるからこその所以なのか、熊野古道にこれまで行ったことがなかったのです。
今回、WMGでは熊野古道の歴史溢れる上富田町でハーフマラソンが開催されるとのことで、実際に私がハーフマラソンのコースを走ってみて、コースのポイントやコース含め地域の魅力をお伝えします。

※ワールドマスターズゲームズ2021関西のハーフマラソンのコースは「紀州口熊野マラソン」コースをベースに現在作成中のため、実際のコースとは異なる場合があります。

ハーフマラソンの舞台「上富田」とは

マラソンの舞台となる「上富田」は和歌山県南部の地域で、熊野古道の中辺路と大辺路の分岐点にあり、かつては「口熊野」と呼ばれていました。
<font color='blue' size='2'>参照:新宮市観光協会HP</font>
参照:新宮市観光協会HP
この上富田町では、毎年2月ごろに「紀州口熊野マラソン」が開催されており、そのハーフマラソンのコースをベースに今回のWMGでのハーフマラソンのコースを作成中のようです。

コースの見どころ①「自然あふれる景色」

ここからは、実際にコースを走ってみてぜひ走るときに楽しんでほしい!と思った風景やスポットを紹介します。見どころ一つ目は、上富田にあふれている自然です。
コースの多くは富田川という川のすぐそばの道なのですが、その道を囲むのが山々です。もちろん山道も走ります。緩やかなアップダウンがあるコースとなっています。それを癒してくれるのが、この絶景です。さわやかな風も吹くことが多いので暑い中でも涼しさを感じられます。

コースの見どころ②「世界遺産!稲葉根王子跡」

上富田には、世界遺産「紀伊山地の霊場と参詣道」に含まれる「八上王子跡」と「稲葉根王子跡」があります。後者の「稲葉根王子跡」はマラソンコースの後半で、通ることができるのです!
稲葉根王子は、中辺路の重要な水垢離場とされた富田川の渡渉地点に近く、中辺路・紀伊路に分布している神社の中でも社格が高い神社なのです。コースの中で最も熊野の歴史に触れる場所といっても過言ではないのでぜひ参拝を!

コースの見どころ③「ふと感じられる和歌山らしさ」

コース終盤、住宅街や商店に面した道を走っていると、どこか覚えのある優しいにおいが…。
そう!日本食の一つであり和歌山県が名産の「梅干し」です。自分の家で梅の畑を持ち、自分の家で梅干しや梅酒を作る人が多い和歌山ならではの光景です。上富田には他にも、みかんやすももなどの果物も栽培をされている方々が多くいます。
コース上には少ないですが、上富田町内や隣の市である田辺市では、名産品を取り扱ったスイーツ店が多くあります。完走後にぜひ行ってみてください!

おまけ 中辺路への入り口:紀伊田辺駅周辺にて

今回のランは、1泊2日で行いました。というのも、私和歌山県民ではあるものの、上富田からはかなり離れた場所に住んでいるのです。
宿泊先は、中辺路の入り口であり、上富田町に隣接する田辺市のターミナル駅「紀伊田辺駅」近くのゲストハウス「Guesthouse Takao」に宿泊しました。紀伊田辺駅周辺には、熊野古道参拝客向けのゲストハウスが多くあります。
「Guesthouse Takao」は紀伊田辺駅から徒歩10分ほどの住宅街にある一軒家のゲストハウス。オーナーであるポーランド人のロベルトさんは、漢字が好きで来日し田舎好きということもあり田辺に移住したとのこと。とても気さくなかたで日本語もお上手でした。
紀伊田辺駅周辺は、ゲストハウスはじめ宿泊施設が多くあり、また居酒屋や個人商店、さらにはワーケーション滞在者向けのコワーキングスペースなどが充実。街中を歩いていると、自転車に乗った子から挨拶してもらえたり、魚屋のご主人から「どこから来たの?」と声かけていただいたり人の温かさを感じられたまちでした。
■Guesthouse Takao
TEL:0739-20-4288

近隣で開催される
ワールドマスターズゲームズ
2021関西の競技

室谷 清乃
投稿者紹介

室谷 清乃

富山→三重→現在、和歌山3年目の会社員です。大学で地域創生を学んだこときっかけで、スポーツツーリズムに関心を持ち、ゴトスポのライターをさせていただいてます。旅行が趣味なので、旅の視点も取り入れた記事を発信できればと思ってます!