同じコースで保津川を”川下り”と”ラフティング”で体験!魅力を比較してみた

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京都府
同じコースで保津川を”川下り”と”ラフティング”で体験!魅力を比較してみた

この記事は、2021年8月に行なった取材をもとに制作しています。その時点の京都府下で推奨されていた新型コロナウイルス感染症対策(マスク着用など)を実施して行いました。

こんにちは。ゴトスポ体験ライターの中村です。

皆さん、京都市内の観光名所といえば、どこを思い浮かべますか?
祇園、清水寺、金閣寺、伏見稲荷大社…など沢山出てくるのではないでしょうか。

今回はその中でも観光スポットがギュッとコンパクトに集まっている京都嵐山で楽しめるアクティビティ「保津川下り」と「保津川ラフティング」を体験してきましたので、それぞれの魅力についてご紹介したいと思います!

まずは、そよ風が気持ちいいトロッコ列車

保津川下りの乗船場に向かうにはサクッとJRで行けますが、やはりここは自然の美しさを十二分に味わうために、トロッコ列車と京馬車を使って亀岡に。

トロッコ嵯峨駅からスタート。
窓ガラスのない車両に乗ったので、心地良いそよ風と、鮮やかな緑色の木々&山の匂い、保津川の川の流れる音が僕の五感を癒してくれる。途中鉄橋の真ん中で一時停車して景色を楽しめるタイムがあるのですが、落 ちたら一巻の終わりだなとか思ってしまうくらいの迫力ある光景にテンションが自然と上がりまくりました!こんなに高くて危険な場所に鉄橋を設置するのってスゴイと改めて思います。

次に、のどかな風景の中を「京馬車」で。

トロッコ亀岡駅を下車して、オス5歳のアジルが引っ張ってくれる京馬車にライドオン!
坂道でも軽快な足取りのアジル。聞くと体重は1トンもある大型馬らしく、750kgの馬車を軽々引っ張る姿は頼もしいー!馬からすると人間がショッピングカートを押しているくらいの感覚らしく、更にビックリ!!
ここは日本か!?と感じさせるのどかな風景と、パッカパッカという馬のひづめの音を聞きながらの約25分の馬車旅。途中2回ほどウ○コを見せつけるようにしてくれたのはご愛敬ということで(笑)
馬を操縦しながら、ウ○コを落さずに巨大柄杓みたいなものでタイミングよく受け取っているスタッフの方、まさに人馬一体の職人技でした。
馬を撫でさせてもらったのですが、触り心地が最高にいい!
まるで温かい高級なスエードって感じです(笑)

いよいよ、エンターテイナーの船頭さんとともに「保津川下り」

救命胴衣を装着したら、Let’s Go!
前方に2名の船頭さんがいて、1人は川底や岩に竿を押し当てながら進路を、もう一人はオールを漕ぎながら、各スポットの解説とトークで盛り上げてくれて、吉本の芸人さんなみのお笑いセンスで客のいじり方が上手い!
後方にもう1名の船頭さんがいるのですが、見守る感じで、時折補足の解説や突っ込みを入れたりしてくれて安心感が半端ない。お笑いでいうとボケとツッコミのいい組合せ。
小鮎の滝、獅子ヶ口などいくつかの難所を通過する時には水しぶきと船が大きく揺れ、スピ―ド感を体感でき、テーマパークにあるアトラクションに乗っている感覚で楽しいです。ライオン岩とかスヌーピー岩、書物岩、かえる岩など様々な形状をした巨石が沢山あって、自然が生み出した作品に目を奪われてしまいます。

そして2 日目、スリル満点の「保津川ラフティング」

乗船場でまずはウエットスーツとライフジャケットに着替えて、ヘルメットと専用シューズを装着。ガイドの方からのパドルの操作や川に落ちた時の動きについてのレクチャーをしっかり教わる。この辺りから川下りとは違って場合によっては命の危険を感じることがあるかもと少し緊張感が。(大袈裟です…笑)
準備完了して、いざ出発!
川下りの船と違って、手を伸ばせば川の水に触れるくらいの距離が近いし、水質がよくて透明度が高いので、川底も見えていて、川の中にいる感がより強い。
パドルの操作の練習をガイドのまささんの掛け声で行いつつ、ボードと水の感覚に慣らしていく。一瞬ボード部もこんな感じなのかなとか思っている自分が。
急流ポイントでは、大量の水が全身にかかり、ボートのロープを握っていないと振り落とされそうなくらいボートは大きく揺れて、川の中(=水の壁)に向かって突っ込んでいく感覚でスリル&迫力満点で思わず大声を上げてしまっていました…笑
でも、水の冷たさが気持ちいい!
例えるなら、シャワーを浴びた後の爽快感。いや、サウナから出て水風呂に入った時のようなスッキリ感かな(これは言い過ぎ)。

最初は引き気味だった姿勢も、いくつかの急流ポイントをこなす内にドンドン体が前のめりに。なんならボートから体がはみ出ているくらい攻めた姿勢になっていました(笑)
途中、川の中にプカプカ浮かんで泳いだり、4mの岩からジャンプして飛び込んだりして、保津川とじゃれ合って楽しむまでに!
<4mジャンプは高所恐怖症の僕にはハードルが高過ぎて断念しましたが…>
大波のしぶきが上がっている激流で万が一落ちたらどうなるんですか?とガイドのまささんに聞いたら、「洗濯機の中に放り込まれたみたいにグルグル身体が回転しますね」と。これはマジでヤバい。僕だったらパニックになって溺れるかもしれないなと思い、よりロープを持つ手に力が入ったことは言うまでもありません。
渡月橋で到着した後は、近くにある温泉、風風の湯にてラフティングで酷使した筋肉をクールダウン。サウナにも入りましたが、しっかりととのいました。

16kmの同じコースを保津川下りとラフティングした際の比較(僕の独断と偏見です)

●川下り→乗り物に乗って観光している感、船頭の解説とトーク、景色や川の様子を楽しむエンターテイメント要素が大きい※ビジュアルでの満足感

●ラフティング→自分でパドルを使って進むことから生まれる参加している感、川の中に入って泳いだり、飛び込んだりして遊ぶ要素が大きく&スポーツ要素が大きい※フィジカルでの満足感

<結論>
ラフティングの方が数倍、保津川を体感することができて楽しい!!

ちなみに保津川でラフティングをしているところはいくつかあるのですが、保津川下りと同じコース16kmのラフティングを楽しめるのは、保津川下りを運営しているところ(保津川遊船企業組合)だけなので、お間違いなく!

京都の家庭料理「おばんざい」と京都産の野菜「都野菜」

保津川のアクティビティを楽しんだ後は、お腹を満たしたいということで、京都四条烏丸にあるおばんざいと京都産の野菜を食べることができるお店「都野菜 賀茂」にお伺いしました。
ウッディな温かみのある店内に設置されたカウンターには所狭しと、沢山の京都産の野菜=都野菜とおばんざいが並べられていて、彩り鮮やかな野菜や料理を見ているだけでよだれがでてきそうー。
須賀代表にお話を伺うと、京野菜はブランドとして様々な規格が決まっていて価格も高いので、京都という伝統ある土地で作られた野菜=都野菜を提供することで日常使いの食材として食べて欲しいというとのことで、実際、野菜が新鮮でシャキシャキ、ドレッシングなしでも野菜の甘味というか味がしてとっても美味しい!

おばんざいも種類が豊富で、僕的には柚子大根とひじきのサラダが美味でした。おばんざいって副菜としての立ち位置らしいんですが、もう立派なメインディッシュですよ。これは!

保津川について

事前に保津川遊船企業組合の豊田代表理事から、保津川についてのお話をお聞きしていたこと<例えば、2億年前の地層が見ることができる場所がある/奈良時代には材木を筏で運んでいた/イギリス国王が明治時代に乗ったことがきっかけで観光コンテンツとして生まれたこと/人が石を積み上げることで人工的に急流を生み出している=川作りがなされていること>もあって、川や景色を楽しむ以外の部分でも堪能することができました。

ぜひ、皆さんも京都嵐山で楽しめるアクティビティ「保津川下り&ラフティング」をしてみることをおススメします。
きっと淵(流水が緩やかで水深が深いところ)と瀬(水深が浅くて急流なところ)が織りなす川の素敵さを感じざるを得ないでしょう!!

保津川遊船企業組合の豊田理事、ラフティングガイドのまささん、川下りの船頭の田中さん、都野菜賀茂の須賀さん、京馬車の沖田さん、ありがとうございました!
■保津川下り/ラフティング
住所:〒621-0005 京都府亀岡市保津町下中島2
TEL:0771-22-5846
■京馬車
住所:〒621-0814 京都府亀岡市三宅町八田39-2
TEL:0771-23-0920
■都野菜 賀茂 烏丸店
住所:〒600-8095 京都市下京区綾小路東洞院東入る扇酒屋町276
TEL:075-351-2732

近隣で開催される
ワールドマスターズゲームズ
2021関西の競技

中村 敏康
投稿者紹介

中村 敏康

スポーツを【観る】【する】【支える】で楽しむ47歳です。
仕事はマーケティングコンサルタント&イベントMCなどパラレルに活動しています。
2019年に参加した大阪マラソンでフルマラソンを走ることの醍醐味を経験し、音声アプリを聞きながらのランニングとその後の温泉&サウナで”ととのう”にハマっています!
ワールドマスターズゲームズでは運営スタッフとして参加します!
また選手としてフットサルへの参加する予定です。